【超初心者Linux】第1夜:MacにVirtualBoxでCentOSをインストールする
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【超初心者Linux】第2夜:基本コマンドを使いながら覚えるのれす!(pwd,cd,ls,mkdir,rmdir,cp,mv,rm)
能書き
ああっ…!それにしてもLinuxサーバでサイトを運営したいっ…!!!
とはいえ、右も左もわからない、教えてくれと同僚に行ったら「ググればええやん」と軽くいなされののしられ、サーバ構築なんてやったことねぇから何をググればいいのかもわからんのだこのドグサレがぁっ!もう寝るわ!と不貞腐れる日々。からの脱却を計るべく、始めます。
自分のPC環境は下記。
最近整備済み品で購入したものなので無駄にスペックはいいはず。
・Mac(OS X10.8.5)
・2.6GHz Intel Core i5
・メモリ8GB
そして自分のスペック。ああ物足りない。
・サーバ知識:ほぼゼロ(サーバの人と仕事はするので基本単語はなんとなく…)
・他スキル:Objective-Cを少々。サーバに関係なし。
・英検3級(高校の時…)、普通自動車免許(高速道路可…)、ロック魂(…)
・30代突入した(これがでかい)
30代に入って、いよいよリアルが夕陽のように背中を押しまくってくる事と、仕事でウェブの専門用語は飛び交っててなんとなくわかるけど、じゃあ自分でやってって言われたらほんとに何もできない丸腰ファイターだって事に気づいたので、さすがにまずいだろう、という事で恥ずかしくない程度に自分もできるんだぞ!って所までやって、自分に自信を付けたいと思って始める事に決めました。
割と駄文散文あるかと思いますが、ご容赦ください。
後、これ間違ってるよーとか、これ効率悪いよーとかあったらコメントいただけると嬉しいです。勉強します。
本が欲しい本が欲しい本が欲しい
なんだかLinuxについての初心者向け入門書ってあるようでないというか、ゼロから始めたい人向けの本って少ない気がする。教科書好きなので。まず入門1冊かたわらにあると安心する子。
色々探して、これはいけるかも?って本を見つけたので買いました。
10日でおぼえるLinuxサーバー入門教室 CentOS対応 (10日でおぼえるシリーズ)
- 作者: 一戸英男
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/11/16
- メディア: 大型本
- 購入: 3人 クリック: 3回
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初心者が仮想サーバを立てて、そこでLinux入門しつつ最後はWordPressサイトを公開するところまでを想定しているようなので、Amazonレビューみると誤植があるとか、用語が統一されてない所があるとか言ってる人もいるけど、それは別に正誤表見ればええやろ…と思い、わからないところはもちろんググるつもりで購入。結果、良さそう。
正誤表は↓
翔泳社刊行物Q&A:10日でおぼえるLinuxサーバー入門教室 CentOS対応 正誤表
前置きが長くなったけど、上記の本はWindowsにVirtualBoxにCentOSを入れて学ぶ想定になってて、いきなり詰んだので、MacにVirtulaBoxを入れる事をやりたくて、そのメモです。
※なお、勉強用の本にならい、公開しない勉強用サーバ?としての設定をするので、航海用に設定する人は適宜内容を読み替えてください。
自分のルーターのIPアドレスを確認
最初にこれをやっといて、メモっておく。
ターミナルからifconfig(windowsのipconfigではないので注意)して、
表示されるen0:の段落の、inetの次に表示されるIPアドレスか、 システム環境設定からも確認できる。
システム環境設定を開き、
ネットワークをクリック
詳細をクリック
ICP/IPタブを開き、そこに表示されているIPv4アドレスが自分のIP。ルーターがルーターのIP。
有線の場合は下記を参照。
【Wi-Fiルータ】IPアドレス確認方法(Mac OS X)
ここで得たIPアドレスをメモっておきます。
VirtualBoxをインストール
VirtualBoxのサイトからVirtualBoxをダウンロードしてインストールします。
「Downloads」を選択
「VirtualBox binaries」>「VirtualBox 4.2.18 for OS X hosts」の「x86/amd64」を選択ダウンロードしたdmgファイルを開きます。pkgアイコンをダブルクリック。
「続ける」を選択。
「続ける」を選択。
「インストール」を選択。
自分のPCのユーザ名、パスワードを入力して「ソフトウェアをインストール」を選択。
これでインストールが完了。「閉じる」を選択。
インストールは完了したけど、ひとまず何も設定せずに次にいきます。
CentOSをダウンロード
CentOSのサイトにアクセスして、CentOSの最新版ディスクデータをダウンロードする。自分の場合は6.4だった。64bit版めがけていきます。人によっては32bit版をDLすべし。
www.centos.org - The Community ENTerprise Operating System
「Downloads>Mirrors」をクリック
Japanを探したいので、Asianが含まれる「South American,Asian,Oceania,Middle Eastern,African and Other Regional Mirrors」を選択。
まぁつながればどこでもいいのだと思うけど、少し下にスクロールして、
「Asia」>「Japan」>「Internet Initiative Japan Inc.」の「FTP」を選択。
最新版が欲しいので、「6.4」を選択。
「isos」を選択。
「x86_64/」を選択。
「CentOS-6.4-x86_64-bin-DVD1.iso」を選択。4.1GBくらいあるので気長に待つ。これでディスクデータのダウンロードは終了。
VirtualBoxの設定
インストールして放置していたVirtualBoxを起動します。
まだ仮想マシンが作成されていないので、CentOS用仮想マシンのリストを作成します。「新規」をクリック。
名前に「CentOS 6.4」と入力。タイプは「Linux」バージョンは「Red Hat」にします。
メモリの割当て。1GB(1024MB)で十分らしい。
ハードドライブの割当。「仮想ハードドライブを作成する」。
ハードドライブのファイルタイプは「VDI(VirtualBox Disk Image)」。
物理ハードドライブにあるストレージ。「可変サイズ」を選択。
仮想ハードドライブのサイズを指定。10〜20GBくらい、という事だったので20GBにした。(後で変更するのは少し面倒らしい)。最後に「作成」をクリック。
できたよ!
次は設定を変更します。左上の「設定」をクリック。
「ネットワーク」タブを選択して、割当を「ブリッジアダプター」にします。
これをすると、Mac(ホストOS)とCentOS(ゲストOS)を、それぞれ同じネットワーク内で、異なるIPを持つ独立したコンピュータとして動かせるようになる。
ちなみにNATのままだと、ゲストOSがホストOSのIPを共有するので、外部からの仮想マシンへの通信が行えない。
ゲストOSとは 〔 仮想OS 〕 【 guest OS 】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
NATとブリッジの違い - SUNRISE5.0 TechNote
CentOSをインストールする
いよいよVirtualBoxにCentOSを入れます。
作ったCentOS 6.4の仮想マシンをダブルクリックか、右クリック>起動。
最初にアラートが表示されます。
これは、VirtualBoxのウィンドウが選択されている間は、全てのキーボード操作(マウスアイコン含む)がVirtualBoxのウィンドウ内での操作になりますよ、という意味です。
左のcommandキーを押すと、キー操作がMacに解放されます。これを忘れていると結構パニックになります。
先ほどダウンロードした、CentOSのディスクイメージを選択します。
CentOSのインストールモードの選択をします。
「Install or upgrade an existing system」新規インストールまたは更新インストール。
「Install system with basic video driver」低解像度のビデオドライバ使用インストール。
「Rescue installed system」ブートセクタが破壊されたり、ファイルシステムが一部壊れた場合の修復モード。
「Boot from local drive」ハードディスクにインストールされているOSを起動
普通は「Install or upgrade an existing system」を選択します。
インストールメディアのチェック。
時間がかかるのであえてチェックせず、「→」キーを押して「SKIP」を選択します。
※CUIモード(マウスを使わないインタフェース)なのでキーボード操作します。
「Next」をクリック。
インストール時の言語を選択します。日本語を選択。
キーボードの選択。自動的に日本語が選択されているのでそのまま進む。
ストレージデバイスの選択は「基本ストレージデバイス」を選択。
インストールするパーティションをまっさらにするか、保護するかの選択。
「はい。含まれていません。どのようなデータであっても破棄してください。」を選択。
ホスト名は、デフォルトの「localhost.localdomain」のままにします。
その下の「ネットワークの設定」を選択します。
ネットワークに使用するNICの設定を編集します。
通常は「System eth0」を選択して「編集」をクリック。
NICの設定をします。
・「追加」をクリックしてIPリストを追加。
・「自動接続する」を選択
・IPv4のセッティングのタブを選択
・方式を「手動」に変更
※なぜ手動にするのかというと、ウェブサーバは通常、hogehoge.comならxxx.xxx.xxx.xxだ!という風にIPが一意に定まっているべきで、固定する必要があるから。ただ、ダイナミック(動的)DNSという仕組みもあったり、発展系としては色々いじる事も可能らしい。でも今回は、勉強用に立てるサーバという事で、手動で固定にします。
・アドレスは、先ほどメモった自分のPCのIPアドレスの4ブロック目(xxx.xxx.xxx.yyyのyyyの部分)を自由な数値にかえます。なぜかというと、ホストOSとゲストOSで同じIPになってたら、競合しちゃってネットワークに接続できないよね!という理由。自分は一度ここでつまづきました…
・ネットマスクは勝手に24になるのでそのまま
・ゲートウェイには、ルーターのIPアドレスを入力します。
・DNSサーバにも、ルーターのIPアドレスを入力します。
・「適用」をクリックしておわり。
タイムゾーンを選択。日本だね。
rootのパスワードを設定します。
Linuxの管理者は、rootというユーザ名になるとの事。これはすごく大事な事だろう。
パーティションの設定とフォーマットは、「すべての領域を使用する」を選択します。
「変更をディスクに書き込む」をクリックするとハードディスクがフォーマットされます。
インストールするパッケージグループの選択をします。
本にならい、Minimal Desktopを選択。慣れた人はこれじゃなくてもよいらしい。
パッケージのインストール中。わくわく
CentOSのインストールが完了しました!だって!うれしいね。
再起動を選択します。
ようこそ画面でもう少し設定。「進む」を選択。
ライセンスを読んで同意して進む。
ユーザを作成します。管理者のrootではない自分のユーザを作成してください。
日付と時刻の設定。「ntp1.jst.meef.ad.jp」など日本のNTPサーバを追加する事。
ここで、さっきのNICのネットワーク設定がうまくいっていないと、エラーになります。
そしたら後でネットワーク設定を見直しましょう。
最後に「Kdump」画面になります。
これは、不具合などによるシステム停止や強制的な再起動の際に、メインメモリの内容をハードディスクに記録するための仕組みのようですが、レベルが高いもののようなので無効にしておきます。
ログイン画面キタ!
先ほど設定したrootじゃない自分のアカウントでログインしてみます。
CentOSのデスクトップが表示されました!やったーおつかれさまでした。
ふう…なんだかんだで手間取って時間かかってしまいましたが、ひとまずインストールできたので満足。本では10日で覚えるとあるけど、これはもっとかかりそう。次は操作やコマンドの使い方などを学んでいきます。
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